倉庫や工場を建てる前に準備する事柄について
倉庫や工場を建てる時に、あらかじめ考慮・準備しておく事柄や、依頼する時に必要な気になる内容を、コア子ちゃんと会長:八島とのおちゃめなやり取りで解説しています。
倉庫・工場の建設をお考えの方は、参考にご覧ください。
登場人物
【名前】コア子ちゃん
大学で経営学を専攻する女子大生。父親が工場の建設を予定しており、それをきっかけにコアシス建築に興味を持つ。かわいらしいルックスとは裏腹に好奇心旺盛で、新しい知識を吸収することに貪欲な女の子である。リアクションの大きさとテンション高さには定評あり。
【名前】八島紘一
株式会社コアの会長。1級建築施工管理技士の資格を持つコアシス建築の立案者にして施工管理者。
コア子ちゃんのおじにあたる。
一代で株式会社コアを築き上げたコワモテの職人肌タイプの男だが、コア子ちゃんとのやり取りでは終始圧倒され気味のようだ。
倉庫・工場の建築・建設は、株式会社コアに任せれば安心です。
倉庫を建ててもらいたいと思った時は、どのような点に気を付ければ良いの?
建設予定の敷地での、倉庫の規模と配置やトラック等の動線などは、依頼主として、出来るだけ自分で、ざっくり計画しておくことです。
その内容を当社に説明していただければ、見積書と計画図面でご案内・ご説明させていただきます。
なるほど~。 ( ̄‐ ̄〃)ふーん
やっぱり依頼者側も、あらかじめ情報を集めておいてざっくりとでも考えておくことが重要なんですね。
では、法律的な面で、一番気を付けるところはありますか?
まず、建設予定の場所が、“法的に倉庫がたてられる地域かどうか?”を確かめることです。
(市街化調整区域には建てられないので)市街化地域かどうかの確認と、用途地域の確認をします。
依頼主から計画の第一報をいただいたら、建設場所を正確に聞き取るのは、こちらでも、それを最初に確認するためなんですよ。
測量図または土地購入時の資料を添えていただければ、法的な見極めがスムースに進みます。
気になる地盤の情報は(株式会社コアに)依頼すれば調査してもらえるの?
計画地域の地盤情報はまず、近隣の過去施工例からボーリングデータでざっくりと情報を取って第一段階の概算見積書の参考にします。
その後の第二段階で建設現場でのボーリング調査が必要になります。
ボーリング調査は、第三者的な資料と報告となりますので、依頼主手配が原則です。
このタイミングで当社にご依頼いただければ幸いです。
依頼主様が手配の場合は、調査項目が抜けると、場合により再調査の心配があるので、調査実施段階では当社との連絡が必要です。
地盤がシッカリしていないと、倉庫や工場は建てられないですよね?
最初から地盤がシッカリしている場合には、杭工事も地盤改良も要りませんね。
しかしそのような所はすでに住宅等が進出していて、関東地域では倉庫・工場の適地としてはなかなか見つかりません。
そこで、地盤改良とか、杭工法の採用をして地盤の強度アップが必要になってきます。
株式会社コアではこの辺を見極めて、お客様にとっていかに有利なのか?を考えながら工法を選択し、お見積りしています。
じゃあ、埋め立て地などの地盤がシッカリしてない所に建てる時には、地盤の強度アップが必要になるので、その分費用が余計に掛かっちゃいますね?
せっかく御引き合いを頂いても仮に杭を30mも打つようだと、その杭施工費の方が建物よりも高かったりしたら施主様も考えちゃいます。
さらに、建物内の土間床の、ひび割れ・沈下対策とかも加えるとワオとなる!
これまでは、この段階で “それなら採算に合わない。マンションでも建てるか” との施主様のつぶやきとともに、せっかくの計画が萎えてゆくのを目の当たりにしてきました。
それって悔しいですね!
泣き!ますね。
最近の株式会社コアは、様変わりしました。
むしろ、このような引き合いが来ると “喜んじゃいます~。”
どういうこと!
社長! その話術! イラっとくるんですけど。(≧ヘ≦)
勿体ぶっていませんか。
はい! 勿体ぶったコアは考えました。
30mの杭工事するくらいなら、建物の基礎も土間床下の地盤を、丸ごと固い地盤に改良してしまえばいいんだ! とね。
工事のとき、杭の施工費用は地下にある固い地盤までの距離、つまり杭の深さ(長さ)で決まる。
それなら地表で、建物を乗せることができる固い地盤(関東ローム層と同等の強度で厚さ2.5~3m程度)を作ってしまえば良いのだ!
それなら杭は要らない。 正解でした。
これが、『コア式表層地盤改良技術』です。
用比較の問題ですが、30mの杭と比べたらずっと安く上がります。
しかも、この工法で、土間の沈下も心配いらない。
施主様も、ニッコニコ!
せっかくの工場、倉庫の計画が飛んでいかなかったのでコアもホッと一安心の一幕でした。
施工実績ありですよね!
勿論です。
いつでも実績資料をお出しできますし、現地説明もできますよ。
構造計算と地盤調査の整合性をクリアーして、確認申請と適合判定の両方をパスしています。
信頼して採用していただきたいものです。
パチパチ!(拍手)(●⌒∇⌒●)
倉庫を建てる時と、工場を建てる時とで何か違いはあるんですか?
建築基準法上において、工場は人間が主役です。
従って“居室”となり、つまり居住環境としての性能を要求しています。
それに対して、倉庫は“物”が主役だから、居住環境までは要求していません。
これが大きな違いです。
このことが、窓の種類・位置・数量の違い、24時間換気の有無といった費用の違いにつながってきます。
しかし最近は、大型倉庫の大火災等もあり、倉庫であっても防災・消防設備等で安全面が見直される方向です。
システム建築で建てる場合、倉庫の大きさに制限があったりしますか?
当社の、コアシス建築の範囲では、倉庫の大きさに制限はないと言って良いでしょう。
柱なし60mの空間(無柱空間)は、当社の最大の特徴です。
軒高は、最大18m程度までは大丈夫です。
ただし、法律面では用途地域、地方条例、消防法等で、種々の制限があります。
大型倉庫では、1000m²毎に区切らなければならない(防火区画)等には、特に気を配るところでしょう。